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食べ歩きおでん日記「つれづれおでん」
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こんぶや(東京・西麻布)

食べ歩きおでん日記「つれづれおでん」

こんぶや(東京・西麻布)

up2007.07.02

おでん、というと何をイメージするだろうか。

コンビニのおでん、屋台のおでん、老舗のおでん屋、家の食卓と色々なところで目にするが、どれも庶民的な印象である。

そんなおでんだが、ここにきて、ちらほらと変わったおでん屋を見かけるようになった。
内装が凝っているおでん屋、珍しいネタで作ったおでん。中には「すげえええええええええええ」と目を剥くようなおでん屋にも出会う。

その昔ラーメン屋といえば、町の小汚い食堂を思い浮かべた。
店主は無愛想で競馬と酒にしか興味がなく、くわえタバコでいい加減なラーメンを出す(そこまで酷くはない)。
最近ではすっかり様変わりして、こだわりのラーメン専門店の方が多いくらいだ。
じゃんがら、一風堂、一蘭、光麺のようなラーメン屋に行くと、ほとんど自己表現の場、アートではないかと思う。

ラーメンの次はなんだろうか? と考えると私は「おでん」が来ると予想する。これ、ガチ(ガチって使ってみたかった。ごめん)。

今はまだ数こそ少ないが、注目に値するおでん屋数軒と巡り合った。
そして、その数は確実に増えている。

体系的にレポートしてる人がいるのか興味を持って、軽くググってみたが、該当する情報は探せなかった。
ラーメンのようなB級グルメからフレンチまで、評論家は沢山いたが、おでん専門のコラムニストというのはこの世に存在してなさそうだ。
特に最近の創作おでんと呼ばれるようなニュータイプをフィールドワークとして取り組む専門家を知らない(もしも心当たりがあれば、ぜひ教えて欲しい)。

欲しい情報がないならば、自分で作ればいいわけで、面白そうでもあるから参入してみた。

そう「新しいおでんを探す旅」である。
ということで、おでんコラムニスト誕生しました(安っ)。

これから、隔週で都内あるいは全国の「お洒落なおでん屋」「小粋なおでん屋(小粋ってなんだよ)」「一風変わったおでん屋」の食べ歩きをレポートしたい。

そして、そこから読み解かれる新しいおでんの姿に触れたいと思う。

別に読みたくない?

まぁまぁ、そう言わずに。垂れ流しさせろや。

おでんって言えばほら、江戸時代の後期が始まりと言われている。
当時はこんにゃくを醤油で煮込んだものを指した。
それが数十年を経て、コンビニでみかけるような形になった。これが大正時代あたり。

関東大震災から85年くらい経つが、おでんの「自分探し」の旅は一段落ついたかもしれない。
おでんの自分探しってのは、意味ワカランが、まぁあれだ。
おでんという庶民的な食べ物が、今まさに新しい文化を形成しようとしている(初回だし、カマしておかないとね)。

ってことで、おでん専門コラムニスト(さっき、なったばかりだけどな)としては、ここは書いておくだろう、常識的に考えて・・・と「つれづれおでん」を記録して「おでんの今」を伝えていこうと思う。

※おでん研究家の新井由己さんが有名です。「いまどきのお洒落なおでん屋さん」をレポートしたいこのサイトの主旨とは離れていますが、とても勉強になるおでんあれこれの情報を発信されています。


こんぶや中庭 こんぶやカウンター さてさて、前置きが長くなったが、とりあえず第1回だ。

東京都港区西麻布のおでん屋さん「こんぶや」に行ってきた。

ここは地下の店で和風バーのような造りだ。中庭みたいなものもある。
この内装なら、デートで使える。


オープンキッチンが見えるL字のカウンターに通してもらう。

時間が18時半ということもあり、なんとなくキャラバクラの同伴客が多いような。
確かにおでんは健康食であり、カロリーも低い。
体重が気になる「嬢」や、私のようなメタポちゃんオヤジの組み合わせには、良いかもしれない。
「私も同伴するなら、ここがいいかも」みたいなことを考えていると、同行の女性スタッフYさんが「また変なこと考えてるんじゃないですか?」という目で見つめていたが、気づかないふりをしておいた。

酒のリストを眺めていると日本酒の「神亀」があったのでもらう。
埼玉の蔵元って珍しい気がするが、地味に有名でうまい酒だ。
神亀を飲みながら、玉子、結び白滝、ロメインレタス、ホワイトアスパラといったおでんをオーダー。
目の前で「いかにも出来そう」という職人風のシェフが、丁寧にお皿にもってくれる。

ロメインレタス 出汁は鶏がらのさっぱりしたものだ。
黒いおでんの出汁に馴染んでいる方は、あまりにあっさりしているので、驚くかもしれない。
素材の味を活かすには、こういう薄味も悪くないと思う。たとえば、めくりながら食べるロメインレタスは、この出汁でなければ成立しないだろう。

トマトのおでんは何回か見たことがあるが、フルーツトマトは初めて。
甘酸っぱいフルーツトマトとさっぱり出汁が合う。

「シェフ! トマトソースの出汁も作ればぁ?」と無神経な提案をしたくなったが、そういうことをするとYさんが眉をしかめるので、我慢しておいた。

野菜を一通り食べたので、煩悩の塊であるところの私は肉食の世界へと自らをいざなった(この表現、詩的なところ)。

くじらさえずり 牛舌 たらこ 鯨のさえずり(鯨の舌)、牛舌、焼きたらこと続ける。変わったネタだよね?

たらこもベロみたいな風情だから、ベロベロ3点セットと名づけた。

「シェフ! 世界初のおでんコラムニストが命名したメニューを加えてみないか!」と提案しようと思ったが、同行のYさんが(略

一通りおでんを食べてみて思ったが、どれも薄味で上品だ。
焼肉じゅーじゅーが好きなはちきれんばかりの若者には物足りないかもしれないが「もう、ウレは胃にもたれるのも無理ぽ」みたいな方や、低カロリーでヘルシーな食事をしたいと思う女性には喜ばれるだろう。

まあ、おでんというのは健康食だしね。
ロハス? 
よく分からんが、そういう感じだ。

こんぶやの活用方法としては、一度物見遊山で食べに行っても十分楽しめる。
ただ、ネタも豊富で珍しいものが多い。
ベロベロ3点セットはもちろんのこと、ロメインレタスやフルーツトマトのおでんなど、ちょっと他ではみたことがない。
何度か通って好きなネタを探し、自分だけのコースを考えるのも楽しいかもしれない。

おでん以外のメニューも揃っていて、ゆでキャベツの塩昆布和え、湯葉のカニクリーム揚げ、博多椒房庵の明太子といったものも食べてきた。

どれも素材の味をいかすような工夫がされている。湯葉のカニクリーム揚げは不思議な食感だった。

おでん出汁の梅ラーメン おでん出汁の汁かけ御飯 たべるてしま 〆におでん出汁の梅ラーメンというものを食べてみる。同行したYさんはおでん出汁の汁かけ御飯。

ラーメンについては「ラーメンを想像して」食べるとキョトーンとするものがあるが「スープ(おでんの出汁)を違う角度で楽しむ」と考えると、旨い。


▼こんぶや
〒106-0031 東京都港区西麻布4-10-5 ネクスト西麻布B1
地下鉄日比谷線「広尾駅」3番出口 徒歩7分
03-5464-3740
18:00〜02:00(L.O.01:00)
定休日:日・祝

 
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